シルクスクリーンプリント
最も多く使用される印刷方法です。
シルク印刷には版とよばれるものを
使ってプリントします。
その版にシルク(絹)が使われていたので、
現在もシルク印刷と呼ばれています。
最近はポリエステルやナイロンが主流です。
まず、プリント台にTシャツをセットし、その上に
版を置きます。
スキージーというヘラを使い、薄い順に色を
刷り込んでいきます。
・洗濯に強い(堅牢度が高い)
・一度作成した版を何度でも使用できるので、
大量枚数だと割安になる。
・インクの種類により多種多様なプリントが可能。
・濃色の生地でも使用できる。
・版を作るための版代がかかるので、
少ない枚数だと割高になってしまう。
・多色印刷だと色数分の版が必要。
・細かい表現が難しい
(グラディエーションやぼかし等)
白地の場合
基本料金は、1箇所1色プリントですが、
右図の場合、前面に2色(赤と黒)、
背面に1色(青)の合計3色プリントとなります。
色地の場合
右図の黄色のTシャツの場合、前面と背面に
同じ色(赤)を使っていても2色(黒と赤)では
無くプリント面が違いますので、
上図と同様に3色プリントになります。
刺繍
よく高級品などに使われている加工法です。
現在では、だいぶ安価になり、
個人名の名入れからクラブチームワッペンなど、
手軽に加工できるようになりました。
プリントでは表現できない質感が出せます。
・立体的に仕上がり高級感があります。
・洗濯堅牢度があり色落ちが殆どありません。
・個人名刺しゅうなど、指定された文字の
場合安価にできます。
・指定書体以外は初回に版代(パンチ代)
がかかります。
・Tシャツなど柔らかい生地の場合、
刺しゅうのまわりの生地が縮みます。
・小さな文字(日本語1cm、英語5mm以下)
の表現が難しい。
個人名は、コンピューター刺しゅう機による連続加工となりますので書体が限られます。
ワッペンには輪郭が必要になります。ワッペン生地による価格差はありません。
ポロシャツの生地は鹿の子生地目の粗い通気性のある物ですので、 地目を覆う様に加工できる刺繍の相性がとても良いです 。
刺繍の下地にウレタンを使って立体感や厚みを出します。
ワッペン加工。
直接刺繍は出来ません。圧着して貼り付けます。
華やかでオシャレ感を出します。
発泡プリント
発泡プリントは、写真のようにプリントがふっくら
膨むプリントです。
プリントの手触りは、スポンジを触ったような
やわらかい感じです。
・立体的に仕上がり柔らかい触り心地です。
・複雑で細かいデザインには不向きです。
・漂泊剤を使っての洗濯は、避けて下さい。
・ドライクリーニングができません。
箔プリント
キラキラしたシートをTシャツに圧着します。
箔プリントにすることでより一層デザインに
高級感がでます。
・キラキラとした高級感のある
Tシャツが作れます。
・複雑で細かいデザインには不向きです。
・漂泊剤を使っての洗濯は、避けて下さい。
・ドライクリーニングができません。